Webデザイナーを目指している方は、webクリエイター能力認定試験の資格を取ったほうがいいか迷っている人もいると思います。
そこで今回はwebクリエイター能力認定試験を受験した体験談や意味ないと言われる理由、合格方法などを書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
- ・意味ないと言われる理由が知りたい
- ・webクリエイター能力認定試験を受験するか迷っている
- ・webクリエイター能力認定試験を受けた人の体験談が知りたい
Web クリエイター能力認定試験とは?
Web クリエイター能力認定試験はサーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催する日本の民間資格試験で、Webサイト制作のデザイン能力およびWebページのコーディング能力を認定する試験です。
Web クリエイター能力認定試験には以下の2つの級があります。
- スタンダード・・・実技問題のみ
- エキスパート・・・知識問題・ 実技問題
エキスパートとスタンダートどちらを受験するかですが、エキスパートの方をお勧めします。
理由は、私はエキスパートを受験しましたが、試験対策をちゃんとやっていれば簡単に取得できるからです。
受験料もなかなかの値段がするので(スタンダード→6,100円・エキスパート→7,700円)迷っている人は上級の資格のエキスパートの受験をおすすめします!
詳細は公式サイトへ
私が通っていた訓練校ではこの資格を取得できるよう、カリキュラムに予め組み込まれており、公式テキストを使用して授業が行われていました。
webクリエイター能力認定試験エキスパートの合格率・合格基準・難易度
Webクリエイター能力認定試験エキスパートの合格率・合格基準・難易度は以下になります。
合格率
累計受験者数:47,113名(2023年3月31日時点)
合格率:89.92%(2022年度平均合格率)
サーティファイ公式サイトより引用
合格基準
合格基準は公式サイトによると、知識問題と実技問題の合計得点において得点率65%以上です。
難易度
ご覧の通り、合格率がとても高く得点率もそれほど高くないので、きちんと対策をして試験にのぞめば易しい試験です。
webクリエイター能力認定試験エキスパートの勉強時間
学習時間の目安は公式サイトによると、スタンダードを取得せずにエキスパートを受験する場合62時間です 。
62時間という数字はまったくWeb制作に関して勉強していない人に対する目安です。ある程度勉強したことがある人はここまで必要ではないと思います。
下記で紹介する公式が掲載しているサンプル問題(ダウンロードできます)を一度見てもらうと、どんな感じか分かると思うのでチェックして見てください。
合格するための勉強法
公式テキストを一通り学び終わったら、ひたすら問題集を解きます。
3回くらい繰り返し問題を解けば要領を得ることができ、合格できると思います。
公式テキスト
私は下記の参考書を使用しました。(職業訓練で購入し、授業で使用していたテキストと同じものです)
問題集
問題集は新品だと、こちらからしか買えないようです。→公式ページにある問題集購入ページ
テキストと問題集を2冊揃えるのはお金がかかります。メルカリでチェックしてみたところ多く出品されていて、お安くなっていたのでおすすめです。
また、コーディング知識がもうすでにある場合は、テキストは買わずに問題集のみでも大丈夫だと思います。
いずれにしても、下記のサンプル問題でどんな問題が出題されるのか見てから決めることをおすすめします。
サンプル問題
公式が掲載しているサンプル問題です。ダウンロードできます。試験では問題冊子の提供はなく、問題文をWebブラウザーに表示して実施します。
本番で焦ることの無いよう、実際にパソコンで問題をWebブラウザに表示して回答する練習をしっかりしておきましょう。
html cssを勉強したことがなく、独学で資格取得をしたい人のおすすめ勉強法
まったくの初心者で、html cssを勉強したことがく、独学でこの資格を取ろうと思っている場合は、上記の公式テキストや問題集を勉強する前に下記を勉強することをお勧めします。
ProgateでHTMLとCSSを受講
Progateは初心者にとって分かりやすく、取り掛かりやすい教材です。
スマホアプリもあるので空いた時間にサクッと勉強できるのも魅力の一つです。
途中から有料になるので(月々プラン1490円)、だらだらやらずにサクッと勉強を終わらせてしまいましょう。
次にwebクリエイター能力認定試験の取得が意味ないと言われる理由を見ていきましょう。
webクリエイター能力認定試験の取得は意味ないと言われる理由
この資格があるからと言って就職に有利というわけではない
試験で作るサイトは少し古いサイトデザインです。 この資格で扱う古いデザインが作れるからと言ってスキルの証明にはなりません。
また難易度が低く易しい試験で誰でも取得できることからも、就職に関してはあまり意味を成しえません。
あくまでも、基本的な事ができるかを問われる試験だと思います。
未経験の人が就職に結びつけるにはスキルを証明するために、質の良いポートフォリオをつくる事がとても大切です。
職業訓練に関しては、私が職業訓練を受けたときの体験談があるので、良かったら読んでみてください。
Webクリエイター能力認定試験を取得するメリット
ですが、メリットもあります。Webクリエイター能力認定試験を取得するメリットは下記になります。
- Web制作の基礎的なことが習得できる
- 合格すれば履歴書に記載できる
資格取得を通して基礎的な事を習得できるほか、合格すれば履歴書に記載できます。
私はWEB系の資格を一つも持っていなかったので履歴書に記載出来て良かったと思っています。
受験するにあたって気に留めておきたい事
受験する方はタイピングのミスをしないように気を付けてください。
またプレビューを時々見るようにして、レイアウトを確認してください。後々大きな手戻りが発生して時間がなくなることのないよう、着実に進めていくようにしてください。
後は些細な事ですが、コピペする時はショートカットキーを使うと時短できます。(コピー「Ctrl」+「C」:ペースト「Ctrl」+「Ⅴ」)
試験を受けてみた感想とまとめ
この資格を取ったからといって、就職に有利ということはないですが、前述したとおり、合格すれば履歴書に記載できますし、何よりも資格を取得することは自信につながります。
また、資格勉強を通して、Web制作の基礎を学ぶことができますし、資格取得という目標があると勉強のモチベーションが上がるので、受けて良かったと私は思っています。
受験を迷っている人は、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
この記事がどなたかのお役に立てていたら嬉しいです。