初めての下請け案件の仕事は分からないことだらけで、不安ではないでしょうか。
私もそうでした。
そこで今回は私が下請け案件を初めて受注した時の納品までの流れをご紹介します。
本記事を読んでいただけたら、おおまかな流れが分かると思うので是非最後まで読んでみて下さいね。
- ・初めてweb制作会社とお仕事をする人
- ・web制作会社との納品までの流れを知りたい人
下請け案件を獲得する方法はフリーランスWebデザイナーのための仕事の取り方6選!という記事の中の「営業をかける」という項目で紹介しています。
興味のある方はご覧ください。
下請け案件とは
Web制作の仕事の案件には、主に直案件と下請け案件があります。
直案件とはクライアント(企業や個人)と直接契約した案件です。
下請け案件は主にWeb制作会社から案件の一部を引き受け、仕事をすることを指します。
今回は下請け案件についてご紹介します。
私が初めて下請け案件を受注した時の納品までの流れ
①お問い合わせ
私の場合は、営業文を送付したWeb制作会社さんからお問い合わせをいただきました。
内容は下記です。
だいぶ前に営業文を送った会社からの問い合わせでした。
色々お話を聞きたいので、是非面談をさせてほしいと伝えましたが、面談は行わずChatwork上でのやり取りが始まりました。
②ヒアリング
制作会社から案件について提示された内容は下記になります。
- メインカラー
- キャッチコピー
- 掲載コンテンツ
- 参考サイトURL
- ロゴ、画像と文言は後で提供
- 希望納期
- 納品方法
これを踏まえて私から聞いておきたいことをまとめて質問しました。
③見積り提出
次に見積りを出して欲しいとのことだったので提出しました。
制作会社さんに出す初めての見積もりだったので、慣れておらずざっくりした価格で提出しました。
④受注・契約書の取り交わし
見積もり後、作業依頼書を受け取り、契約を結びました。
⑤デザイン
その後、ロゴとテキストと画像が提供されたのでデザインに入りました。
この時、「修正回数は何回ですか」と聞かれたので3回と答えました。
見積りを出す段階でこちらから伝えておけば良かったのですが、初めてのことだったので頭が回りませんでした。
この時のデザインの流れは下記になります。
①ワイヤーフレームを作成
②デザインカンプを作成
使用したツールですが、Adobe XDでデザインしました。
この案件では画像加工がほとんどなかったので、Photoshopではなく、動きが軽いXDを選びました。
⑥コーディング
デザインにOKが出たのでコーディング作業に入ります。
この時の使用言語は下記になります。
- html
- CSS
- jQuery
⑦納品 / 動作確認
納品方法は主に静的サイトだと2つあります。
- ファイル納品
- FTPツールを使ってサーバーに納品
今回はファイル納品とのことだったので、納品するフォルダをzip形式で圧縮してchatwork上で送付しました。
納品したものと一緒に一応自分のテスト環境に今回のコーディングしたものをあげて、見てもらいました。
⑧請求書発行
無事納品したものがOKになり、請求書を発行しました。
以上が私が下請け案件を初めて受注した時の流れでした。
おまけ:実案件に挑む前のお守りに
ここからは実案件に挑戦する前に準備しておいたほうがいいものを3つご紹介します。
フリーランスのための保険「FREENANCE」
「もしクライアントとトラブルを起こしてしまったら・・・」と考えたことはありますか?
例えば情報漏洩、著作権侵害、納期遅延、納品したシステムが不具合を生じた時などです。
こんな時、会社員なら会社が守ってくれますがフリーランスは誰も守ってくれません。
損害を出してしまったら基本的に自腹で払うことになります。
そんな万が一の時のために備えることができるのが、FREENANCEです。
入っていて損はないと思うので気になる方はチェックしてみてください。
実案件での困りごとに「MENTA」
MENTAは、Webデザイン、プログラミング、マーケティングなど、さまざまな分野の専門家(メンター)と、学びたい人(メンティー)をマッチングし、1対1でのサポートやアドバイスを提供しているオンラインサービスです。
実案件での悩みなどサポートしてくれるメンターもいるので、何かあった時のために登録しておくと心強いです。
>>MENTA
契約書なら「Web業務委託契約書のひな形13点セット(制作、保守、SNS運用代行等)」
「Web業務委託契約書のひな形13点セット(制作、保守、SNS運用代行等)」は法務に詳しくWeb制作にも理解が深い、わがいさんという方が作った契約書です。
契約書に関する知識がない人でも、使い方がしっかり書かれているのでスムーズに契約書を作成できます。
自分の身を守るために、対等な関係で仕事ができるよう活用しましょう。
>>Web業務委託契約書のひな形13点セット(制作、保守、SNS運用代行等)
最後に:私が心掛けていたこと
今回は私が初めて下請け案件を受注した時の納品までの流れをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
初めての下請け案件は色々不安になることが多いですが、そんな中、私がこれだけは心掛けていた事を最後にご紹介します。
それはお互いの思っていることに相違が生じないよう、少しでも疑問に思ったことは聞くということです。
あやふやにしながら仕事を進めないということです。
当たり前のことなのですが、「こんなこと聞いたらなんて思われるかな」とか、つい考えてしまうのですよね。
でも恥を忍んで聞いてました。
その結果、作業のやり直しや納期遅延は免れたので聞いて良かったと思っています。
どんなことも初めは大変です。
でも、経験を積んでいけば滞りなく進めることができるようになるので、頑張って乗り越えていきましょう!
この記事がどなたかのお役に立てていたら嬉しいです。